奇跡の森を訪ねて 白神山地探訪 3便目
山旅人専属ガイドの津森豊です!
今回は世界自然遺産 秋田県と青森県にまたがる白神山地に行ってきました!ここには太古からのブナの森が広がり、面積、環境ともに世界が認めた大原生林です。 こちらは3便目の様子です。
白神の森を知り尽くした現地ガイド二人だからこそ出来る企画
奇跡の森で癒しの空間をつくり上げるのは斉藤栄作美ガイド。テレビやラジオにも頻繁に登場する白神の超人気ガイドさんです。白神の森を心から愛する斉藤さんが、私達にこの森の素晴らしさをわかりやすく表現してくれます。そして地元で有名なマタギの頭領のご子息、佐々木伊作さん。毎回ツアー全体のプロデュースをして下さり、快適・スマートに皆様を喜ばせて下さいます。お二人とも生れも育ちも白神山地の秋田県側玄関口となる藤里町ご出身。お二人の地元仲間にもたくさんのご協力を頂き、あえて予め詳しいコースを決めずに、出発直前に様々なネットワークを駆使して情報収集、さらに現地の調査も行い“今はここが一番”という場所を案内してくださいます。他には無いとても素敵な山旅です。10年以上、毎年秋と春に出発させて頂く超人気のコースです。
現地ガイド:斉藤栄作美さん 佐々木伊作さん 添乗&ガイド:津森豊
参加者の皆様限定の写真ダウンロードサービスはこちらからどうぞ!
初日は二ツ井の七座山へ。
秋田杉と落葉広葉樹の森が美しい山です。
樹高が高く、歩いている私たちが小さく見えます。
秋田杉の巨木の数々。斉藤ガイドの自然解説によるとこの森は一度も伐採に会ったことが無く大切に護られているとのことです。
尾根に上がると紅葉も美しく、
展望台からは抜群の景色が広がります。
七座山展望台にて白神山地核心部の山々と米代川をバックにチーズ!
翌朝、白神山地の中心に向けて移動します。こちらは太良峡。紅葉と青空、素晴らしい景色ですね!
続いて釣瓶落とし峠へ。
こちらも紅葉100%!地元の新聞社が撮影に訪れていました~。
釣瓶落とし峠の青森県側です。
岳岱の森へ来ました。紅葉は70%ぐらい。ブナが色付きはじめまだ緑を残した紅葉が素晴らしかったです。
ブナの巨木をバックにチーズ!
森の中でいただく昼食、斉藤ガイドにご準備いただいたキノコの味噌汁は格別な美味しさでした!
400年ブナはいまでも元気に生き続けています。
散策路を奥まで進むとカエル池に紅葉の落ち葉が溜まり、水面に紅葉の木々が映りこんでいます。
散策路中が素晴らしい景色。
青空と太陽の光が差し込み森が美しく輝いています。
シャッターが止まりませんね~。
キノコはブナシメジ。街のスーパーで売れているそれとは全く様子が異なります。斉藤ガイドの自然解説の魅力は学者レベルの知識を持ちながら、森とそれを形成する1本1本の木々を人の人生になぞらえてお話して下さるところ。ここではブナの森が育む土に着目し、まだ知られざる未知の可能性についてお話をして下さいました。まるで宇宙の話!
こちらは田苗代湿原の森です。紅葉は100%を過ぎ、葉の色はオレンジ色の渋みを増し、まさに森全体がゴールドに輝いています。
今日一日、紅葉散策の楽しい時間があっというまに過ぎました。
この白神山地巡りのツアーは、この秋から新しいお楽しみが増えました。それは農家民宿に泊まってお食事に故郷の味を楽しむことです。
民宿の女将さんが、ご家庭で作るこの季節ならではのおもてなし料理。真心こもった数々です。
女将さんと一緒にチーズ!
ツアーの3日目、世界遺産登録のきっかけとなった青秋林道開発の場所、二ッ森へ。ここで林道の建設が中止。白神の大切な森が守られた経緯が確認できる場所です。
二ッ森までは登り1時間半。ここでも思い出の一枚を!
山頂からは核心部の森が一望できます。
紅葉は最終局面を迎えいぶし銀なしっとりとした景色を楽しみました。冠雪した岩木山も良く見えて
大満足な二ッ森でした。
紅葉巡りの最後は十二湖へ。風のない湖面に移る紅葉、
青池を取り囲む紅葉は見事!
遠くから眺める崩山と日本キャニオン。紅葉の大展望で締めくくります。この日のお泊りは名湯不老ふ死温泉。海鮮のご馳走と名湯をゆっくりと満喫しました。白神山地の自然をたっぷりご案内して下さった斉藤栄作美ガイド、ツアー全体のコーディネートと最終日の秋田観光までお付き合い下さった佐々木伊作ガイドの真心もとても嬉しかったです!
今回は白神山地の紅葉を楽しむ4日間でした。次回は長い雪の季節を終えた新緑の春です。沢山のご参加を心からお待ちしています。津森