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8月19日出発 沢登り入門 大山阿弥陀川遡行

山旅人専属ガイドの津森豊です!

大山の東側にあって天狗ケ峰と三鈷峰をつなぐ稜線が源頭となる阿弥陀川。およそ一年中途切れること無く湧き続けるブナの森からの伏流水によって清流を育んでいます。水は年中冷たく夏の暑い盛りには身も心も爽快にしてくれます。一般的に沢というと技術的に難しいイメージがありますが、このコースは標高差もあまりないため流れが優しく、沢登りの入門としてお手軽に楽しめてとてもオススメです。初日は本番に備え実際に入渓して訓練を行います。初めての方も是非お気軽にご参加いただきました。

公共交通機関は利用せず、小型バスを1名2席利用します。さらに旅館は2名1室利用。可能な限り密を避けたプランです。

参加者の皆様限定の写真ダウンロードサービスはこちらからどうぞ!

現地ガイド:佐伯勇治さん ガイド&添乗:津森豊

 

初日はお昼に大山到着。お宿で沢の準備を整え阿弥陀川の下流に向かいます。

入渓前のチーズ!最初は皆様水に足を漬けることがおっかなびっくり。

 

では、沢の歩き方に留意して遡行開始です。

 

たとえば、山旅人では沢渡りでお馴染みの日本100名山である北海道の幌尻岳で物干しざおを手すり代わりに渡して水流に耐えながら安全に渡渉するフォローをしています。

 

今回はその時のシュチュエーションを作って皆様に体験していただきました。

 

水中の足を置く場所の探し方や石の踏み方など、浅くて優しい流れの中で練習です。

 

ちょっとした壺(落差のある流れに生まれる深み)ではもしも転倒して流された時の安全な立て直し方や留意点などを詳しく説明。

 

さあ、だいぶん慣れてきたのでもう少し上流まで行ってみましょう!1日目は2時間ほどの沢遊びで終了してお宿に帰りました。

 

翌朝、いよいよ阿弥陀滝を目指して遡行開始です。通常、水に浸かることなく普通の登山靴で歩ける優しいコースですが、水の気持ちよさと沢の歩行訓練を兼ねて沢靴で水の流れに足を運びます。

登山口から歩いてすぐの沢なのですぐに足を入れて涼しい~

 

ブナの森の景色と冷たくて奇麗な伏流水。気持ち良すぎて歩みが止まりません。

 

一番深い壺でも股下。大きな岩やゴルジュの壁を目の当たりに皆様感激されてました!

 

さあ、もっと上に行きますよ。

 

水流の集まる岩の割れ目。いい景色だな~。

 

皆さまの笑顔を見ていただくと沢の楽しさが良く伝わりますね。空気は涼しいし、水は冷たくて気持ちよく、景色がきれいで、流れの音に癒され、登山の歩行が上手くなる。奇跡の一石五鳥です。

 

夢中で遊んだ後は行動食を食べて一休み。

 

緑の美しさと渓流の景色。渓流は三鈷東谷方面と剣谷方面に分岐し、さらにさらに阿弥陀滝方面へ向かいます。水は冷たく冷気を帯びてきます。

 

この景色、言葉になりません。

 

そして無事に阿弥陀滝に到着。皆様昨日の練習の甲斐があってとっても上手く歩行されていました。

 

ブナの冷水でお味噌汁を作り、滝を眺めながらゆっくりおにぎりをいただきます。

 

阿弥陀滝をバックにチーズ!帰りは皆様自ら深みを探してキャッキャと言いながら沢を楽しんで下山しました。

通常、水に浸かることなく普通の登山靴で歩ける優しいコースですが、飛び石するより水の中の方が安全という浅く緩く流れる清流で、沢の魅力を満喫した2日間でした。沢をまだされたことの無い方には入門コースとしてとっても優しく面白いコースです。ご興味のある方は是非お声がけください。津森

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