岳人の森 夏の花散歩と 四国の深谷 納涼滝巡り
岳人の森に泊って、秘境神山の深谷滝巡りと夏の花散歩、そしてヒメボタルの乱舞… |
こちらの企画は岳人の森の山田充さん(料理長)のお話を聞いて考案しました。山田さんのお話によると7月の始め頃、岳人の森周辺は滝や淵の水量が多くとても迫力があり見応えがあるとの事。さらに岳人の森 四国山岳植物園では夏の花が咲き始めます。さらにこの時期、神山町ではヒメボタルの乱舞が見られます。「ヒメボタルの穴場はいっぱい知っとるから、天気さえ良ければ任せておいて…」と頼もしいお言葉を頂いた事もあり募集決定。 |
山深い神山へ到着したらまずはお食事を頂きましょう。小さな町なのに美味しいお店がたくさんあります。今回は武村ガイドがチョイスした「山びこ」さんで頂きました。こちらのパスタやカレーは絶品でした。
美味しいお食事を頂いたら、さらに車は山深くへと入って行きます。滝めぐりがスタート。
さすがに水量も多く、迫力がありました。
美しい滝や渓谷を楽しみ、今日のお宿となる岳人の森へ… 京都や岐阜の有名料亭で修行を積んでこられた岳人の森オーナーのご子息、山田充さんが営む岳人の森に隣接された観月茶屋。ここのお食事が食べたいからとリピートされる方もたくさんおられます。
観月茶屋からのロケーション
地元食材をふんだんに使った繊細なお料理
様々なお料理がテーブルへと運ばれます。皆さんが美味しい、美味しいを連発する中、突然料理長が店の外へ…?
なんと!見せ前で藁を燃してカツオのたたきをつくり始めました(^^)
奥さんと赤ちゃんも参戦してあっという間に焼き上がります。
絶品のカツオのたたきでした。
料理長の充さんが皆さんに楽しく料理の説明をしてくれました。岳人の森の景色とお料理だけでもツアーが1本企画出来るほどのハイクオリティ。
このわらび餅が絶品なのです。皆さんお土産にどっさりと購入されました。(^_^;)
食後は山小屋の横で焚き火を囲んで談笑。ヒメボタル鑑賞をする為に夜がふけるのを待つ必要があります。
さぁ、出発です。充さんだけが知っている秘密の場所へ…
こちらがヒメボタル。乱舞の写真を撮りたかったのですが、やっぱり私のカメラと腕ではダメでした。森中にクリスマスのイルミネーションをセットしたように真っ暗な森に数え切れない数のヒメボタルがチカチカと点滅しながら縦横無尽に移動する様は感動的でした。実は私、ヒメボタルを見るのは初めてだったので、とても驚きました。
深夜まで遊んだので朝ごはんスタートはゆっくりです。
朝食後は岳人の森オーナー、山田勲さんが園内の花々を案内して下さいます。
キレンゲショウマ
イブキジャコウソウやシモツケ
八重のドクダミ・・・ えーっと、これなんだっけ?
様々なお花をひとつひとつ丁寧に説明して下さいます。
この森がうっそうとした山岳地帯だった50年前から今日にかけて、山田さんファミリーとその志に共感したお仲間達がつくりあげてきた森。その気の遠くなるような苦労の上にある今のこの風景と考えるとお話は涙無しには聞けませんでした。
散策が終わると、食堂では珍しくテレビがついていました。
なんと、充さんがテレビの番組に出てきて、とても希少価値の高い食材「イワタケ」のお話… そうかと思うとその現物が出てきて…
さらにそれが皆様のお昼ごはんに!
超豪華なランチのスタートです。素敵なサプライズで旅を締めくくります。
感動をたくさん与えてくれた山田ファミリー。何度も神山を通い、引き出しをたくさんつくって入念な準備をした武村ガイドと山田ファミリーのコラボレーション企画は1泊2日とは思えないほど盛り沢山の内容でした。こんな素晴らしい企画に、私もドライバーとしてお手伝い出来た事にとても嬉しく思います。
素晴らしいおもてなし料理で皆様を驚かせる充さんご夫妻。自然と植物の素晴らしさを自身が50年かけて育てた森を通して語る主人の勲さん。そしてその活動を支えるとても素敵な奥様岳人の森ファミリーと武村ガイドのコンビネーションは旅の価値を最高のものにしました。
そんな旅を企画出来ることに心から感謝。今大満足のお客様を乗せて帰路へ向かいます。70歳を超える岳人の森オーナーが語る『私はこの後まだ新しい森をつくりますよ』『そして私の使命は希少価値の高い植物を一つでも多く後世へと残すことです』というお話は心にささりました。
ご参加の皆さま、岳人の森ファミリーの皆様、ガイドの武村さん、本当にありがとうございました!
あれ、、、そう言えばお天気予報は2日間雨だったような・・・ すっかり忘れていましたけど、ほとんど降られませんでした(^^)