11月19日出発 いいところだけ歩く 晩秋の果無山脈縦走 2便目
山旅人専属ガイドの津森豊です!
ベテランガイドの小林孝二さんと一緒に晩秋の果無縦走に行ってきました。こちらは2便目の様子です。
和歌山県の竜神から大和十津川へと伸びる果無山脈はまさに紀伊山地最果ての地。林道が隣接しているので、最高峰の冷水山をタッチして帰る登山者も多い場所ですが、この山の魅力はなんといっても落葉樹の森を歩く稜線歩きです。日帰りで縦走する事も出来なくはありませんが、かなりのスピードと体力を必要とする為、とても景色を楽しむ余裕はありません。そこでこの旅では山中に1泊し、2日に分ける事でゆっくりと紀伊山地の深山を満喫する事が出来ます。さらにテント泊なので、黄昏時の美しい景色の移ろい、手にとれそうな満点の星空、神秘的な朝靄の森もお楽しみ頂けます。特にお勧めしたいのはテント場の近くにある高台から見渡す夕暮れ時の景色。夕日の 逆光でシルエットとなる無数の山々と遠くにキラキラと輝く海面。きっと 太古の昔から繰り返されてきた風景を、今自分が見ているのだろうと感じる感慨深いひととき。さらにこの旅では縦走後、そのまま帰るのでは無く、名湯十津川温泉でゆっくりと山の疲れを癒やします。
ガイド:小林孝二さん サブガイド&添乗:津森豊 歩荷サポート:山旅人 浮田健一
参加者の皆様限定の写真ダウンロードサービスはこちらからどうぞ!(1便目)
参加者の皆様限定の写真ダウンロードサービスはこちらからどうぞ!(2便目)
初日まずまずの天気で出発しましたが、今回は残念ながら明日にかけて天気は下り坂・・・。どうか歩けないほど悪くなりませんように!と祈りながら出発です。
最初の急登を標高差約600mほど登るとそこはもうなだらかな尾根が続く素敵な道。休憩中の皆さん楽しそ~。
見通しの良い尾根道が続きます。
木々の間から覗く紀伊半島の山々。
落ち葉の敷き詰められた平らな道を楽しみながら歩きます。
さあ、テント場まであと少し!
無事に到着!ボッカ別動隊で山旅人の浮田がしっかり準備して待っていてくれました。
お楽しみの夕食はお外の木に座っていただきましょう!皆様お疲れさまでした~、カンパーイ!
山旅人自炊ツアー名物の屋久島鍋の食材をご準備しました。みんなでワイワイする自炊は楽しい!
食材はたっぷりご準備しています。沢山召し上がってください!夕食を堪能した後、歓談の最中にポツリポツリと雨が降り出しました。登山開始から早めの行動をして、早めのテント入りを果たしていたのでお食事まで終えて濡れずにテントに入ることが出来ました。ベテランガイド小林さんのとてもナイスな判断があったからこそです!
しかし・・・夜半から前線通過に伴いだんだんと風と雨が強くなり、翌朝も昼にかけてかなりの強風と強雨になる予報が確実になったのでここで山行を中止して、早く下山できる昨日来た道を引き返すことに決定しました。
残念ですが、安全には替えられません。神様のイタズラだと思って潔く諦めます。でも、きっと来年もう一度来ましょうね!
最終日の谷瀬の吊橋にてチーズ!今回は縦走できず残念でしたが、次回また是非挑戦していただければと思います!
果無山脈縦走は山旅人の開業当初から続く人気コースです。まだ歩いておられない方も次回是非ご一緒しましょう♪津森