山旅人 後期登山教習① 岩稜帯通過のテクニック実践
山旅人専属ガイドの津森豊です!
めざせ憧れの槍ヶ岳2020年第11期 後期教習がスタートしました!
安全で的確な歩行術・・・といっても自己流で練習するだけではなかなか上達しません。「めざせ憧れの槍ヶ岳シリーズ」で数多くの未経験者の方々を槍ヶ岳山頂へ案内してきた小林孝二さんが、これまでの経験を基に最適なメニューで皆様の登山技術を向上へと導きます。今年はコロナの影響で3月からお休み状態でしたが、そんな中でも是非槍ヶ岳を目指したい!という方にお集まり頂き、後期を始めることができました。1便目の今日は好天に恵まれ、とても充実したレッスンでしたよ♪
教官:小林孝二さん 添乗&サブガイド:津森豊
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季節はもう夏ですねー。今日も晴れるととても暑い天気でした。水分をしっかり取りながら教習開始です。装備はヘルメットとハーネス、ラビットノットにタンゴを2個装着。ビレー掛替もしっかりと覚えましょう。
最初はここの岩の質に慣れ、足の置き方を確認するため岩の取り付き部分でトラバース歩行の練習です。2月に前期教習岩稜帯の基礎編で練習した内容なので、復習で思い出して頂きます。
そしてセットしたロープを鎖と仮定して掛替をしながら岩稜帯の歩行練習開始です。高度感があり実践にふさわしい岩場です。
皆さん緊張しながらも、丁寧に確実にポイントをおさえ、だんだん上手に。うまく体で表現が出来るようになってくると、安定感が出てきて岩に対する変な恐怖心も緩和されてきます。やっぱり理屈を知って基本を身体で覚えるって大切ですね。
みんなで立ち姿勢を確認しています。姿勢を良くして、下の足で立つ!これ基本中の基本。
何度も繰り返しトラバース歩行と、平地で動きの確認をしながら実践テクニックを繰り返し練習します。
一般登山道にて特に難しいのは下りのトラバースでしょう。北アルプスでもなかなか無いこの環境で練習することで本物の歩行技術を理解していきます。
皆様暑い中お疲れさまでした。午後からは曇り空となり、涼しく練習に集中することが出来ました。
さあ!次は八ヶ岳合宿で実践の岩稜帯&ザレ場歩行訓練です。今年の目指せ槍ヶ岳。またご報告します。
津森