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うっきーの但馬探訪(春と秋)をご紹介します!

皆様こんにちは。うっきーこと山旅人の浮田健一です。今日は私が15年前に第二の故郷として移住し、10年間過ごした但馬の魅力ある山2座をご紹介します。日本全国を添乗で行かせて頂いた私の感性で選びました。これから山を始めてみようかなーと思われている方だけではなく、今まで沢山の山に行かれたベテランの方々にもきっと納得して頂けるような素晴らしい2座です。

まずは春。兵庫県最高峰氷ノ山(1,510m)です。新緑が眩しいブナやナラの自然林の景色や360度のパノラマビューで気持ちの良い稜線歩きが楽しめます。選ぶコースは東尾根から氷ノ山を経て鉢伏山への縦走ルート。

氷ノ山の登山口から森に入ればブナやミズナラの木々で構成される美しい自然林を楽しむ事がで来ます。但馬の山のほとんどが自然林のままで、ここも例外なくその美しさを堪能できます。

 

こちらは氷ノ山頂上からの景色です。兵庫県最高峰1,510mの頂上付近の残雪は多いときは6月中旬くらいまで残ります。目の前に見える山はこれから縦走する鉢伏山です。通常、この縦走コースは登山口から下山口までツアーなら8時間はかかるロングコース。急ぎ足で先を目指すよりも、せっかくならこの抜群の展望をたっぷりと満喫していただきたいという思いから、頂上の無人小屋に1泊します!但馬の山々の夕日、朝日の景色や満点の星空を眺めるオプションもセットで。気になる無人小屋での寝具や食材、食器の運搬は全てスタッフにお任せください!こうすることで時間にうんとゆとりが出来るのでツアーレベルを優しく、いい場所でゆっくりと過ごしながら縦走します♪

 

この縦走路の中で私の最もお気に入りの場所です。 見晴らしの良い眺望を眺めながらティータイム。ゆっくり休憩するのが格別です。 

 

振り返れば氷ノ山から続く縦走路。ここを歩いたのか~と嬉しくなる景色です。

 

そして最終ピークの鉢伏山頂上からの景色です。蘇武岳、扇ノ山、など但馬の山々を一望できる他、天気の良い日は大山まで望むことができます。山頂がスキー場の敷地内ということで草刈りなどの整備が行き届き、お陰で見事な展望が楽しめるのです。

 

 

そして、この季節に氷ノ山に登る理由がもう一つあります。それは下山後に必ず泊まりたいお宿 旅館さかえで山菜懐石のお料理をいただくためです。このお食事はこの時期限定です。女将さんが朝から晩まで厨房に立ち、一生懸命手作りで仕込む山菜料理。私の先輩である津森ガイドの案内する鳥取県の伯耆大山には全国でも珍しい山菜精進料理を食べさせてくれる人気の宿坊がありますが、そことはまた雰囲気の違う郷土料理的な素晴らしい内容です。山菜好きの方には是非ご賞味いただきたい逸品です。きっとこのお料理を召し上がった方は女将さんに会って話をした~い! と思われるのではないでしょうか。

 

 

続いて秋。冒険家 故・植村直巳さんの故郷で、故人がこよなく愛したと言われる蘇武岳(1,074m)です。 この山は多種の広葉樹が分布していて但馬の山々の中でも群を抜いて彩りの豊かな紅葉が楽しめます。登山道は七色と言っても過言ではないくらい美しい景色が広がり身も心も癒やしてくれる空間です。

但馬は多くの山が主要な幹線道路からアクセスが良くないため、昔から森の環境に手を付けてこなかったようです。ここ蘇武岳もその一つで、自然のままの姿が多く残っています。

 

広葉樹の純林ですので、この時期の登山道は落ち葉の絨毯でふっかふか♪です。

 

そして~、秋の蘇武岳の森では山の味覚のきのこが豊富。今度ツアーで企画する時は地元の方々のご協力を頂き、管理されている山でキノコを採取しようと思います。白神山地や鳥取県の伯耆大山でもこのような地域密着型のツアーが以前から行われているのを参考に私も但馬で出来ると思いつきました♪

 

採りたてのキノコと但馬の山の幸をふんだんに取り入れて夕食でいただく、秋の味覚満載の1泊2日で企画中です♪ あー・・・早く但馬に帰りたい!

春のキラキラと輝く氷ノ山の縦走と秋の色彩豊かな蘇武岳。全国を添乗でまわらせて頂いた私が自信を持ってオススメする但馬の魅力的な山2座をご紹介しました。皆様の行きたい山の1つに加えて頂ければ幸いです。  浮田健一

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