山旅人の皆様へ
先日のギアナ高地・エンジェルホールのツアーではお世話になりました。
スラム街の昼がるカラカスの中心部や国交を断絶しているコロンビアの国境地帯の治安の悪さはさておき、まだまだ手つかずの自然が残っているギアナ高地は最高に魅力のある所でした。
100以上のテプィ(テーブル状の山・テーブルマウティン)の中の最高峰をもつロライマ山。巨大な大地を踏むまでの数日間で私たちの絆が日々深まっていくのを感じました。そして良いチームになりました。岩壁を登りきり大地を踏みしめた時の感動はひとしおでした。ロライマ山の手前で見たテーブルクロス(日本の山では滝雲)は、大地から薄い雲が全体にゆっくり流れ落ちてくる様は、テーブルに白いレースをファーと掛けた時のようでピッタリの言葉だと大満足した。その他、感動はいっぱい続いたが、次に語らずにおれないのが、膨大な水が断崖から流れ落ちるエンジェルホールです。カラオツ・チュランツをボートで風を切り、水しぶきを浴び、熱帯雨林の広がる森を眺めながら遡行する姿はアドベンチャーの世界です。ラトン島のキャンプ地はエンジェルホールが目前に眺められ最高のポジションでした。翌日の素晴らしい青空が私たちの期待に大いに応えてくれ、展望台さらに奥地へと、虹のかかったエンジェルホール、それはそれは無限大の感動に溺れました。長いフライトでしたが、「行って来て良かったー」です。有難うございました。
本田 様