前期歩行教習③岩稜帯通過テクニック実践
第12期、前期登山教習も3月に入り最後のカリキュラム。
前期最後の課題は本格的な岩場をして実践的に岩稜帯通過テクニックを磨いていきます。
12期前期教習生は総勢11名、1人もリタイヤせずに前期の過程を全て終了しました。
4月より、いよいよ最終目標の槍ヶ岳登頂を目指した後期の講習も始まります。後期教習にチャレンジする12期生も別の夏山に行く12期生も1月から始まった前期登山教習で学んだ事がこれからの登山に必ず役にたっていくことと思います。
本格的な岩稜帯での講習なのでしっかり装備を整えていきます。
アルプスを想定した練習にもってこいのこのフィールドは毎年お世話になっております。
まずはトップロープで完全確保しながら、登山道によくあるタテの鎖場を想定した練習をしっかりします。
この練習はいざというときすごく役にたつことでしょう。
次は鎖場のトラバースで必要不可欠なカラビナの架け替えの練習です。
繰り返し練習していくことで本番の鎖場では受講生の皆様は落ち着いて対応できると思います。
手の使い方や足の捌き方もしっかりと練習して体得していきます。
前期の合計3回の教習プログラムは登山に必要不可欠な技術を一定の場所で繰り返し練習することで理解度を深め、より高いレベルで体に技術を馴染ませていくことができる内容となっております。次の前期の開催は来年の1月になりますが、技術の向上、より高い山を目指したい方は是非、お問合せお待ちしております。
添乗員 浮田健一 講師 津森豊ガイド