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11月14日出発 四国遍路逆通し打ち | 関西を出発拠点とした少人数山旅企画 -山旅人(やまたびと)-

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11月14日出発 四国遍路逆通し打ち

みなさんこんにちは、ご無沙汰しています。添乗員(公認先達)の本間です。

山旅人では10年ぶりの四国遍路通し打ちの添乗で、今回は逆打ちのご紹介をします。

令和2年(2020)は空海が延喜21年(921)に醍醐天皇より「弘法大師」の諡号を贈られて1100年の記念の年です。また閏年の今年は、四国遍路にとって特別な年でもあります。

      ”閏年に逆打ちでお参りをすると3倍のご利益!” があるとも言われています。

 逆打ちとは88番から1番に向けてお参りして行きます。これは衛門三郎の伝説が基になっています。
愛媛に豪農の衛門三郎という者がいました。三郎は欲深く、ある時、修行僧が現れ、托鉢をした時、三郎は追い返しましたが、何度も僧は現れました。7日目、三郎は怒って僧が持っていた鉢をたたき落とすと、鉢は8つに割れてしまい、僧も姿を現さなくなりました。三郎には8人の子がいましたが、毎年1人ずつ子供が亡くなり、皆亡くなってしまいました。悲しみに打ちひしがれていた三郎の枕元に大師が現れ、以前の修行僧が大師であったことに気がつき、自身の行いを後悔しました。三郎は、大師を追い求めて四国を二十回巡りましたが出会えず、何としても合いたい気持ちから、今度は逆に回ることにしました。しかし巡礼の途中、徳島の焼山寺の近くで病に倒れた時、三郎の前に大師が現れ、三郎は今までの非礼を詫びたところ、望みはあるかとの問いかけに来世では人の役に立ちたいと言い残して息を引き取りました。大師は傍らの石を取り「衛門三郎再来」と書いて、手に握らせます。その後、愛媛の殿様に石を握った子供が生まれ、その石に「衛門三郎再来」と書かれていたと言うお話です。
この衛門三郎が逆に回った年が閏年だったとされます。
この伝説より閏年に88番から1番に向けて逆打ちするとお大師様に出合えると言い伝えられてきました。

 

添乗&ドライバー:堀祐希 四国八十八ヶ所霊場会公認先達:本間誠司 

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お天気にも恵まれ、遍路日和となりました。まずは讃岐の国、涅槃の道場、逆打ちなので88番 大窪寺から打ち始め。

 

次は伊予の国、菩堤の道場へ

 

土佐の国、修行の道場へ

 

そして、最後は阿波の国、発心の道場へ。

無事、結願の寺、1番 霊山寺まで来ました。皆さま結願おめでとうございます。

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